成長痛
成長痛について
成長痛の正式名称って?
まず一般的な名前として定着している『成長痛』という言葉ですが、実はこの言葉は病名としては存在していません。正式名称として『骨端症』(こったんしょう)と言う呼び名が付けらいます。
しかし、この骨端症は成長期の子供たちに多いこと、また成長に関係する骨組織の障害であるという点から、徐々に『骨端症』から『成長痛』と呼ばれるようになったようです。
成長痛(=骨端症)は、骨の端に症状(痛み)を起こす病気です。骨の端というのは、骨が伸びるために必要な細胞が密に詰まっており、そこから骨が伸びてゆきます。ですので成長期の子供にとってはとても大切な場所であると同時に、頑張って伸びよう伸びようとする無理なストレスが加わる場所でもあるため、痛みを引き起こしてしまいます。
成長痛は、発生する場所が決まっています!!
よく成長期の子供が骨を痛がっていると「それは成長痛だよ」という人がいます。
しかし成長痛には、痛みを訴える場所がある程度決まっており、先に述べた
骨の成長する部分(骨の両端)にはストレスが加わり易く、逆に骨の中央部分には加わり難いため、どちらかと言うと骨の端である関節付近に痛みを生じます。
もし子供が、すねや腕の骨の中央部分を痛がってるようならば、それは成長痛とは違うものを考えた方が良いでしょう。
成長痛の発生する場所
足 部
- 第5中足骨基底部骨端症(足の足部、小指側、真ん中あたりの痛み)
- 踵骨骨端症(踵(かかと)、アキレス腱の付着部の痛み)
膝関節
股関節
肘関節
手関節
腰 部
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